片付けで得られる心理的効果【断捨離の本当の意味とは】

こんにちは、英語とポルトガル語を学習中のBrancaです。

今回は、語学とは関係のない日常の雑談で、最近家を片付けた時に感じたこと、気付いたことについて話します。

私の家の中は物で溢れているわけではありませんでしたが、何かとこまごましたものがあってスッキリとは言えない環境でした。

生活には支障ありませんが、ごちゃごちゃとしていてなんだか気が散る…。

そんなとき、偶然YouTubeでお片付け動画を見た時、その部屋が整うと同時に、私自身の気持ちまでなぜだかスッキリした感覚になったことに気付きました。

まるでストレス解消のような爽快感、気持ちよさで、最初はその感覚に驚きました。

そして動画を見ているうちに、私も家を片付けたい!そんな気持ちが高まってきて、日々のスキマ時間に片づけを行ってきました。

そうすると、部屋の整理とともに自分の心まで整理できたのか、空間だけでなく心にまで余裕が生まれてきました。

片付けを表す「断捨離」という言葉も、実はもともとの意味は仏教やヨガの思想が基となっている言葉なんですよ。

片付けを通して徐々に自分自身の思考の変化にも気付いて、片付けは自分を見つめなおす作業にもつながることを実感しています。

この記事を読むと、断捨離、片付けをすることのメリットや自分自身に与える影響がわかります。

ちなみに片付けは英語でclean upやtidy upという表現が良く使われますが、一語で「declutter」という単語もあります^^

ぜひ気軽に読んでいただけると嬉しいです。それではいってみましょう♪

目次

断捨離の本当の意味とは?もともとは仏教やヨガの思想が基となった言葉

ヨガの思想を連想するイメージ

今やだれもが片付けを表現する時に、「断捨離」というワードを当たり前に使いますよね。

これは、お片付け界で有名なやましたひでこ氏が、著書にこの言葉を用いたことから大注目されました。

ですが、実はもともとこの「断捨離」という言葉は、ヨガの思想や仏教の「捨」にも共通する教えからくる「執着や未練を手放す」という意味合いの言葉なんです。

ヨガの思想にあるのは「断行」、「捨行」、「離行」という3つ。

断行:不要なもの、要らない欲求を断つ

捨行:こだわりを捨てて本来の自分を知る

離行:執着やしがらみから離れる

これらの文字をとって「断捨離」とし、心の執着を手放す思想を片付けにも応用されたものです。

たしかに、家を片付けたり物を捨てたりするのって、体力だけでなく精神的なエネルギーも使うので、片付けは自分の本質や心に直結するものなんだろうなと感じます。

そうして、実際に私が思い立って片付けを始めた最初のステップは、本当に小さな一歩でした。

まずはどこから片付ける?最初は必ず「小さな範囲」から

片付けを連想するイメージ

私はまず、スモールステップとして「ドレッサーの引き出し一つだけ」から始めました。

その日の片づけはそこだけ。そして、また次の日は別の引き出しだけ、という小さな範囲。

この「まだ片付けられるけど今日はこれだけ」というやり方は、個人的に大正解の手順だったと思います。

一般的に片付けよう!となると、一気にやってしまいたくて大きな範囲から取り掛かってしまいがちです。

ですが、大きな範囲からの片付けはおすすめしません。

過去にやったことがありますが、途中で心折れたり、疲れて押し込んで片付いたように見せかけてしまったり…とにかく良いことありませんでした^^;

それに、やっぱりダイエットなんかと同じで、急激にやってしまうとリバウンドが起きやすいとも思います。

なので、まずは小さな範囲から成功体験を積み重ねていくことが大切です。

私は引き出し一つだけでも、こんなものもあったんだ!と記憶から消されていたものも意外にありましたw

そして、不要なものがなくなった引き出しは…とてもスッキリして、そして私自身の心もスッキリ晴れやかになったんです。

私が求めていたのは、この爽快感だ!そう確信し、次の日もまた片付けるのを楽しみにして少しずつ続けていくことができました。

本の断捨離のコツはその1冊から得た学びを振り返ること

本棚を連想するイメージ

本などの書籍も、今自分が学んでいるもの、これから必ず読むもの、繰り返し読むお気に入りの本以外は一旦手放すことにしました。

そうすると、部屋がスッキリするだけでなく、それらの本から自分の中に取り込んだ知識や考えを整理できたような気もして、思考もなんだかクリアになりました。

本を手放すにあたって私が大切にしたのは、その本から私は何を学んだだろうか?ということを一度考えてから片付けたことです。

私は買ったまま読んでない本(いわゆる積ん読)はなかったものの、一度読んだきりの本や、以前やった英語の問題集、ちょっとかじっただけの外国語の参考書などが割とありました。

英語の勉強法の迷子になった時、いろいろ買って模索していたことを思い出しましたね^^;

ただ、それらの参考書たちを今またやるか?といえば、自分の答えはNOです。

なので、それらは手放すことにしたわけですが、捨てる前に大切にしたのが「学びを振り返ること」でした。

例えば、こんなことを考えていました。

  • その本から自分が得たものは何?
  • あまり読まなかった本の場合は、なぜ読む気にならなかったのか?
  • この本の良かったところ、気に入らなかったところ
  • 今の自分に必要な本か?

その答えは何でもよくて、正解もありません。ただ手放す際に、感謝の気持ちとともにその1冊について考える瞬間を持ちました。

こうすることで、その本と出会った時の自分自身をも振り返ることができるように感じました。

そして、その段階を経ると手放す罪悪感もなんとなく減って、空間も自分も軽やかになりながら作業できたのでおすすめです^^

ただし、次のように、もう読んだ本だからといってやみくもに処分しない方が良いという場合もありました。

自分が変化すれば同じ本でも得られることが変わる

年月が経ったり自分が変化すると、すでに読んだ本からでも自分に響く部分、受け取り方が変わることに気付いたのが、片付け中に発見したこちらの本でした。

「フランス人は10着しか服を持たない」という、インパクトあるタイトルで以前流行りましたよね。

タイトルのせいでファッション本のようにも捉えられそうですが、本来こちらの本は、丁寧な暮らしで生活の質を高める方法について書かれた本です。

私は当時読んで、素敵だなぁと思いつつも実践する気にはなかなかならず、いつしか本棚で眠ってしまっていました^^;

今回なんだかまた読んでみたくなって目を通すと、今の自分の方がその本の思考にしっくりくる部分が多いことに気付きました。

おそらく、私自身が物との付き合い方、暮らしへの考え方が以前より変わってきたからだと思います。

本はいつ出会うか、またどんな自分で読むかによっても、響き方や受け取り方が違ってくるんだとちょっと驚きでした。

そして、早速その本にある内容の一部を自分の生活に落とし込んでみることにしました。

私がまず取り入れたのは、「上等な食器を普段使いにする」ことです。

「もったいなくて使えない」から「使わないのはもったいない」への転換

素敵な食器を使うイメージ

私のキッチンにも普段使っていない高価なグラスや、素敵だからもったいなくて使えない食器などがありました。

ですが、本のそのフレーズを取り入れて、思い切ってそれらを日常使いしてみました。

すると、得られたのは物質的にも精神的にも「豊かな気持ち」だったんです。

その食器を使うたびちょっとしたウキウキ感、そして大事にしようと思うから丁寧に扱う…

それだけで、日常が少し特別な時間のように感じました。

ですが、それと同時に、私はなんてもったいないことをしていたんだろう…ということにも気付きました。

家にあっても使われず、忘れられているものがあるのは、もったいない。

自分が使っていないものに部屋のスペースを与えているのも、もったいない。

お気に入りをしまい込んで、大事にしているつもり…これが一番もったいないんだと。

そうして「もったいなくて使えない」から「使わないのはもったいない」と思考を転換することができました。

また、片付けてスッキリしてくると、細かいほこりなど今まで見えてなかった部分が見えてくることもわかりました。

そして、物が少ないから掃除も楽で軽く拭いておこう、なんていうことも気軽にできてしまう…

実は私自身が、この掃除への取り組みの変化に一番驚いていますw

慣れてくると、日常の動作の合間に拭き掃除をしたり、キレイなのが普通に感じてくるように。

片づけは性格も変えるのか、もしくは本来の性格が表れてくるのか…この自分の変化というのも、俯瞰して面白いなぁと思いました。

片付けると空間も心も整理できる。思考もクリアに

心身がクリアになるイメージを連想する画像

片付けの効能として、部屋がスッキリするのはもちろん、個人的に一番大きいのは思考がクリアになるように感じたことです。

片付けると心のノイズも整理できたのか、心身ともに空間が生まれたように感じたんです。

やっぱり現代は、物質的にも情報的にもモノが溢れかえっています。

自分で取捨選択をしていかないと、物も情報もいつの間にかいっぱいになってしまいますよね…。

ただ流されて生きている状況にならないよう、自分の主体性をしっかり持って管理していくことが大事だと感じます。

そんな根本的に大切なことを、片付けという一見地味な作業は教えてくれます。

もちろん、何でもかんでも捨てればOKということでは決してありません。

自分の気持ちのペースに合わせて進めていかないと、快適に暮らすという当初の目的から捨てるもの探しへと目的がすり替わってしまうからです。

本当に少ないアイテムで生活するミニマリストの方もいらっしゃいますが、自分にあったモノの分量というのは人それぞれ違うと思います。

年齢や家族構成によっても変わる自分の基準に合わせて、その時の自分が望む快適な空間を作ること。

そんな空間は、人と比べる必要もなく満たされた気持ちで過ごせる日々を与えてくれると思います。

そう考えれば、こんな自由で楽しそうなことってないと思いませんか?^^

まとめ

今回、日常生活の雑談として、私が家の片付けを行って気付いたこと、わかったことについてまとめてみました。

生活する上で片付けや掃除はせずにはいられない家事ですが、片付けは段階を追ってすることで、手間が楽になったりもします。

私自身、小さな範囲から少しずつ始めたからこそ続けることができて、そこから範囲を広くしていったり、片付けから得られた気付きもありました。

その最初の一歩から変わっていくというのは、家の片付けだけでなく、勉強や自分自身、そして人生もすべて同じなのではないかと。

まるで魔法のように、一瞬で変わったらいいのに…と願っても、そんな魔法はなくて、何でも段階を経て変わっていくものですよね。

一気に片付けたり、徹夜で勉強したり、急激なダイエットをしても、やっぱりどこかでリバウンドがきます。

それは根本的な原因が解決できていないのに、一気にやろうとするから。

試行錯誤したり、繰り返しやってみたり、一歩ずつやるからこそ、振り返ると着実に歩みがすすんでいることがわかります。

意外に片付けは私たちの人生と密接に関わっていることだったんだなと改めて思いました。

この記事を読んで、もし少しでも片付けに興味が出たり、面白そうと思ってもらえるとすごく嬉しいです^^

最後まで読んでくださってありがとうございました!Have a nice day!

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このブログを運営している人

ブラジル音楽がきっかけでポルトガル語の学習を独学で始めました。
英語とポルトガル語をたのしく学ぶために、いろいろ試行錯誤中です。
学んで得た知識や気付きなどを記事にしています♪

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