【ベルリッツメソッドって?その特徴と指導法】語学学習に必須のコツが満載!

Oi, tudo bem?英語とポルトガル語を勉強中のBrancaです♪

最近オンラインレッスンでポルトガル語のレッスンもいくつか受けています。

その中でも、語学スクールのベルリッツのレッスンを受けた時、何か他とは違う良さを感じたんですよね。

ベルリッツでは、スクールの創始者であるベルリッツ氏が考案した「ベルリッツメソッド」という指導法でレッスンを行っています。

このメソッドに大きな効果があるのかもしれない…そう思って色々調べてみると、やはり全ての外国語学習における重要なポイントがいくつもあることがわかりました!

例えば、毎回のレッスンでゴールを設定して効率的に学ぶ、文法や語彙は会話の実践演習で身に付ける…など、効果的に語学力を伸ばすコツも満載。

今回は、ベルリッツメソッドが生まれるきっかけとなった話や、メソッドの特徴・指導法についてまとめてみました。

このメソッドは学習方法と目的・効果をきちんと結び付けて考えられているので、語学力アップを実感しながら学習を継続可能。

ベルリッツメソッドの知識を用いながら学べば、普段の学習も効率アップすることができます♪

また、個人的にはですが、メソッドのコツを感覚的に掴むには、ベルリッツスクールでの体験レッスンを受けるのが一番わかりやすいと思います。

今回の記事を読んでメソッドが気になった方は、ぜひ体験レッスンも検討してみてくださいね^^

ちなみに、私自身がベルリッツスクールでポルトガル語の体験レッスンを受けた時の記事はこちらにまとめています。

気軽に読んでみていただけると嬉しいです。それではいってみましょう♪

目次

ベルリッツメソッドが生まれたきっかけは偶然だった?

メソッドを連想するイメージ

ベルリッツメソッドを開発したのは、言語学者であるマキシミリアン・ベルリッツ氏。

現在70以上の国と地域で展開される大手語学スクール、ベルリッツの創設者でもあります。

メソッドの名前は、そのまま開発者ベルリッツ氏に由来していたんですね。

しかし、このメソッドは彼一人で作り上げたのではなく、偶然の出来事や状況が重なったことがきっかけだったそうです。

そのきっかけが面白かったので、少しストーリーを紹介させてください^^

メソッド開発秘話

ベルリッツ氏は、19世紀当時、アメリカでドイツ語とフランス語を教えていました。

あるとき、彼は重い病気にかかってしまい、しばらくフランス語のクラスを教えることが困難に。

そこで、ニコラス・ジョリーというフランス人を雇って、代わりに授業を行ってもらうことにしました。

しかし、雇った後になって、ジョリーは全く英語が話せないことが発覚…。

ベルリッツ氏とのやり取りはいつもフランス語だったため、雇う時まで気付かなかったそうですよ^^;

そのため、ベルリッツ氏は仕方なく彼に、指導のポイントとしてこのように伝えました。

「生徒の理解を助けるようジェスチャーを使って意味を表現し、語彙を提示するときは文脈の中で使うように」

ジョリーは言われた通り、ジェスチャーや、声のトーンと表情などで意味を伝え、完全にフランス語のみで授業を行いました。

それから6週間後、ベルリッツ氏は生徒たちの遅れを予想しながらクラスに復帰すると…

その心配とは裏腹に、生徒たちはフランス語でかなり流暢に会話することができていたのです!

それだけでなく、発音と文法もとても良かったんだそうです。

指導法とフランス語のみで学ぶ環境が、生徒たちの語学力を圧倒的に伸ばしたということですね。

この経験からベルリッツ氏は、授業初日から学習言語のみで行うベルリッツメソッドを開発することとなったのです…。


ベルリッツメソッドの開発のきっかけを知ると、偶然が重なって生まれたことがわかりますね。

ちなみに、メソッドの一つである、学習言語のみで行うスタイルのことをイマ―ジョン型指導法とも言います。

イマ―ジョンとは「浸かること」を意味し、その言語環境に浸って学ぶことで効率的に上達できるとされています。

ベルリッツメソッドは、外国語教授法において最も有効な方法の一つとして、時代を経てもなお効果を認められています。

そのため、この方法はベルリッツスクールのみならず、他の学校でも採用されているそうです。

では、そのベルリッツメソッドとは具体的にどんなものなのでしょうか?

ベルリッツメソッドの5つの特徴と効果

メソッドの特徴を連想するイメージ

語学学習において高い効果があるとされるベルリッツメソッドには、主に以下の5つの特徴があります。

ベルリッツメソッド5つの特徴

  1. その言語で物事を考えられるように、学習言語のみでレッスンを行う。
  2. 毎回のレッスンで受講者のニーズに合わせてゴールを設定し、学習効率を高める。
  3. 言葉が自然に出てくるように、受講生の話す時間を最大化する。
  4. レッスンでは「話す」「聴く」に集中。
  5. 文法・語彙は、会話の実践演習の中で身につける。

それぞれをもう少し詳しく解説します。

学習言語のみでレッスンを行う

ベルリッツメソッドで行われるのは、母語を使わない学習言語のみでのレッスン。

学習言語だけを用いて理解することによって、飛躍的に語学力を上達させることができるというものです。

実際、私がこのメソッドを体験したときは、推測して、想像力を常に働かせながらレッスンを受けるという感覚がありました。

頭もいつもよりフル回転し、母国語なしで理解できたときには何とも言えない高揚感もあったり。

この、推測しながら理解するということは、理解度や習熟度を高めるためにはとても重要なことです。

なぜなら、これだけで能動的にレッスンを受けていることになるので、ただのインプットより忘れにくくなるからです。

受動的ではなく、メソッドを通してアクティブにレッスンができるのは、ベルリッツメソッドの強みだと言えますね。

毎回のレッスンでゴールを設定して学習効率を高める

これも、語学学習においてすごく大事な部分だと言えます。

脳科学的に見ても、人は物事を継続するためには、大きな目標と小さな目標を同時に設定することが必要だからです。

例えば、大きな目標として、ビジネスレベルの語学力を身に付ける、とするなら、小さな目標としては、電話対応ができるようになる、堂々とプレゼンができるようにする…など。

小さな目標を作って達成感を積み重ねて、大きな目標へ近づいていくことで、モチベーションも低下せずに進んでいくことができます。

レッスンでは先生と共にゴールを設定することで、迷いなく着実に学習を進めることができますし、その達成感が、記憶の定着率も高めてくれますね^^

言葉が自然に出てくるよう話す時間を最大化

この点については、体験レッスンを受けた際に私も体感した部分です。

焦らされる感覚はないのに、先生がどんどん質問できるように促してくれたので、いつもよりたくさん話せて密度の高い時間になりました。

そして、間違えた箇所は、正しい表現をその都度教えてくれるので、上手く話せなくても、先生とのやり取りの中で自然に言葉が出てくる感覚もありましたね。

このナチュラルかつ効果的な先生の促し方には、高いコーチングスキルが必要なのだろうなと思います。

そのおかげで、話すのが怖くない、間違えても平気、という感覚にもなれるので、言葉に慣れるための大事なメソッドの一つだといえますね。

レッスンでは「話す」「聴く」に集中

ベルリッツメソッドでのレッスンでは、とにかく話すこと、聴くことが大切にされます。

先生の話すことを、とにかくよく聴いておかないことには、理解もできないしそこから推測することもできません。

そのため、いつもより注意深く聴くことになるので、集中力が高まったままレッスンを受けることができます。

かといって、無理に集中しよう!と思わなくとも、レッスンを受ければ自然と集中している自分に気付くはずです。

使える言語にするために、コミュニケーションで必須のリスニングとスピーキングを鍛えることが、語学力を早く伸ばすコツですよね。

文法・語彙は、会話の実践演習の中で身につける

文法や語彙については、単語帳などで一気に覚えたほうが一見効率的にも感じます。

ですが、単語帳だけでは一旦は覚えても、やっぱり忘れやすいんですよね…。

そこで、記憶の定着という面でも、実際に話して聞いて使う、という「体験」を織り交ぜながらやると忘れにくくなります。

それと単語帳を併用すると、単語を見る度にその記憶が思い出されるので、より効率がいいと思います。

そして、レッスンを重ねていくと使える語彙が自然に増えていき、レッスン内でも自然に使えるようになってきます。

独学では、どうしてもこの実践演習はやりにくい部分なので、レッスンで学びながら先生と一緒に表現を身に付けられることは大きなメリットですね。

ベルリッツメソッドを用いた指導法とは

メソッドの指導を連想するイメージ

今までベルリッツメソッドの特徴を紹介してきましたが、メソッドには語学学習において大切なポイントがいくつもあることがわかりました。

では、実際このメソッドは、どのようにして教えられているのでしょうか?

ベルリッツメソッドの指導法のポイントとして、主に以下の3点が挙げられます。

  1. 単語のみでなく、フルセンテンスで答えること
  2. 間違った文法・単語の訂正と重要フレーズの反復練習
  3. 講師による表現のフィードバックと効果的な質問で発話を増やす

それぞれを詳しく見ていきましょう。

フルセンテンスで答えること

フルセンテンス(full sentence)とは、「動詞と述語を伴った完全な文章」のこと。

例えば、”Do you like listening to music?に対して、”Yes, I like listening to music.”と答えるという形です。

このようにフルセンテンスで答えることで、スピーキングと文法、両方の理解度を高めることができます。

言われたことが理解できていたとしても、単語のみで返答するのと、フルセンテンスでの答えとでは、相手にも大きな印象の差を与えますよね。

ただ、ネイティブでも毎回フルセンテンスで答えている訳ではないし、これは一見不自然にも感じられそうです…。

ですが、スピーキングと文法両方を伸ばせるという効果を考えれば、レッスンでは、どんどんフルセンテンスで練習しないと損ですよね^^

フルセンテンスで答えようとすると、先生の質問も注意深く聴かなければいけないので、リスニング力を高めることにも繋がりますね♪

文法・単語の訂正と反復練習

レッスン内では、間違った単語や文法をその都度先生が訂正してくれ、正しい表現や発音を一緒に反復練習して定着率を高めます。

レッスンが進んでいくとどうしても忘れがちになりますが、その都度訂正してもらえると取りこぼしもなく、一緒に反復することで記憶にも残りやすくなります。

個人的に、反復練習って自分一人ではあまり面白くないので、先生と一緒にできるのはとてもありがたいです♪

正しい表現を覚えるごとに、自信を持って使えるフレーズが増えていくのでモチベーションも高まりますね。

そして、なによりこういった指導でレッスンの質が高まり、毎回実りあるレッスンを受けることができます。

講師からのフィードバックと発話量の増加

ベルリッツメソッドでは、話すことと聴くことに集中して、とにかくたくさん話すことができますが、ただ話すだけで終わりではありません。

しっかり先生がチェックしながら聞いてくれていて、良かった点などもきちんとフィードバックしてくれます。

そして、自然と先生が効果的に質問するように促してくれるので、自分も思ったよりたくさん話していた!ということに気付きます。

返答した後、付け加えたりしながらまた質問する、といったようにプラスαしながらなので、会話もふくらんで何より楽しく行えますよ^^

そして、ベルリッツメソッドでの指導にはスキルが求められるので、先生方はきちんとした高い指導力を持っています。

その点も、安心して委ねられるので学習への悩みも減り、勉強に集中することができると思います。

まとめ

今回は、外国語を指導する際に用いられるメソッドとして、有名なベルリッツメソッドをきっかけや特徴から深掘りしてみました。

偶然のきっかけで開発されたメソッドでしたが、現在でも多くの学校で取り入れられている指導法でもあります。

メソッドの主な特徴5点と、その指導法の特徴3点について、もう一度まとめておきます。

ベルリッツメソッドの特徴5点

  1. 学習言語のみでレッスンを行う
  2. 毎回のレッスンゴールを設定し学習効率を高める
  3. 話す時間を最大化する
  4. レッスンでは「話す」「聴く」に集中
  5. 文法・語彙は、会話の実践演習で身につける

ベルリッツメソッドを用いた指導法の特徴3点

  1. フルセンテンスで答えること
  2. 文法・単語の訂正と反復練習
  3. 講師のフィードバックと全体的な発話量アップ

これらはどれも、外国語学習においてとても重要なポイントですよね。

自分で学習する際にもこれらのポイントを押さえていけば、学習効率はかなり変わってくるはずです。

ベルリッツ氏が創設したベルリッツスクールでは、英語のみならず多言語をベルリッツメソッドを用いて学ぶことができます。

私は実際、ポルトガル語の体験レッスンを受けることでメソッドの特徴を体感でき、すごくいい経験になりました。

興味のある方には、このメソッドを一度だけでもぜひ体感してみて欲しいです!

スクールではいつでも1回無料体験レッスンができましたので、もし良かったら気軽に体験してみてくださいね^^

\ベルリッツの無料体験レッスンはこちらから♪/

最後までお読みいただきありがとうございました!Muito obrigada!

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このブログを運営している人

ブラジル音楽がきっかけでポルトガル語の学習を独学で始めました。
英語とポルトガル語をたのしく学ぶために、いろいろ試行錯誤中です。
学んで得た知識や気付きなどを記事にしています♪

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